反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

2015-01-01から1年間の記事一覧

リーク箇所探し(その7)

本日は、リーク箇所探しの続きです。 作業手順は、スクロールポンプ+TMP+チャンバーで構成。 ガイスラー管はスクロールポンプ側、クリスタルイオンゲージとサーモカップルはチャンバー側に取り付け、スクロールポンプの到達圧力付近で、パーツクリーナ…

リーク箇所探し(その6)

チャンバー側に真空度測定のセンサを取り付けるため、NW40のフランジを丸棒より削りだすことにしました、フランジは溶接でJISフランジに取り付けします。 フランジを削りだしたところです、この後溶接しました。 溶接も1っ回ではうまくいかず、リーク…

リーク箇所探し(その5)

その後、全周溶接を行いリークテストしたところ、前回までカニ泡をふいていた部分のリークは止まったのですが、反対側3か所があらたにリーク・・・ 反対側半周を再度リュータで削り落として再溶接。 今度は、完全にギャップが開いた状態での溶接となったので、…

リーク箇所探し(その4)

前回投稿から大分たちました・・・ その間に、双望会に参加するために、機材の点検、部品製作をしていました。 真空チャンバーの方は、リーク探し(その3)でご報告している補修方法で作業していました。 溶接パワーアップのため300AのTIGの中古機をG…

リーク箇所探し(その3)

4箇所目のリーク箇所の補修に苦戦しています。 この4箇所目の場所はチャンバー底中央にあるチャンバーの構造部材と兼用のポートなんですが、チャンバーとの接合部の形状が不適切であったため、チャンバーと構造部材との隙間が空気たまりになってしまう構造…

リーク箇所探し(その2)

本日は、加圧法で、怪しき場所をシャボン液で調査を実施しました。 チャンバー本体では、底のフランジ付け根で蟹泡が発生し漏れを確認できました。 昨日のガイスラー管+洗浄スプレーでも反応があった付近です。 この写真の中央のフランジの時計でいうと11時…

リーク箇所探し

粗引きポンプの真空到達に達していないということは、どこかで空気漏れ(リーク)しているということになりますね。 ガイスラー管を使って、漏れ箇所に洗浄スプレーを吹きかけると放電色がピンクから青白くなって圧力も低下していきます、というところまでは…

真空蒸着装置製作再開!!

望遠鏡製作と両立が難しく長らく製作中断していた真空蒸着装置の製作を再開しました。製作は中断していましたが、必要と思われる部品類の調達は継続しておりましたので、概ね必要なものは揃っているところです。 チャンバーも約10年眠っていましたから、薄…

駿台学園 研磨研究会

今年も、7月24日から26日にかけて、北軽井沢にある駿台学園一心荘にて研磨研究会が開催されました。 私は、今回もRFTを持参して皆さんの磨き上げた(または途中の)鏡のフーコーテストを行ってきました。合宿で行うので深夜まで磨いている方や、懇親会や…

双眼鏡の張替え(その2)

合成皮が到着したので、早速作業に取り掛かりました。 まずは、型紙を作ります。 今回は養生テープで型をとります。 養生テープを切り貼りして、足らないところは張り足していけばOKです。 最後に、切り目を入れて、まとめて剥がします。 剥がした型紙が下の左…

双眼鏡の張替え

たぶん、15年くらい前に石川町のSLFで破格で購入した双眼鏡なんですが 革張りの部分がベトベトでぼろぼろになってきたので、とりあえず剥がしてみました。 結構強い粘着力ですがベトベトなので、苦戦しましたが何とかここまで綺麗になりました。 まだ粘着…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その9)

昨日、星像で光軸の追い込みをしましたが、アスが残ってしまうのでレーザにて再度確認したら大幅に狂っていました。 主鏡、副鏡ともに大きくずれており、相殺する方向で何とかそれらしくなっているようでしたが、やり直しです。 これは、接眼部と主鏡の光軸…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その8)

Arduino以外の部品を瞬間やネジ止めでケースに取り付けした後に、ラッピングツールで配線をやり直しました。配線後、電源をつないだところ動作せず・・・またまた、LCDの電源配線が逆でした。 配線を修正して、無事に動作しました。 今回は、電源電圧表示も追加…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その7)

副鏡フォーカサーのコントローラケースを加工したので、部品を組み込んでいるところです。 ケースの横にあるのは、バルサ材と瞬間接着剤・・・・ ラジコン作っていた訳ではありません 実は・・・ 部品を取り付けるためにバルサ材をカッターで切って、瞬間接着剤でく…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その6)

本日は、昨日アルマイト処理した部品の組立てを行いました。 三脚の方位微調整部分です・・・これで完成! 外付けの極軸望遠鏡部分です・・・これで完成!! 25cmカセ副鏡フォーカサー部分です・・・配線しないと・・・

25cmカセの副鏡フォーカサー(その5)

本日は、社休日だったので家には私一人・・・・ そこで、ここ半年で溜まっていたアルミ部品のアルマイトを行う事にしました。 アルマイトは準備が結構大変なので、部品が溜まったらまとめて行うことにしています。 さて、今回の部品は 1.三脚の方位微調整用の…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その4)

トップリングに仮に取り付けてみました。 トップリングは鉄製の角パイプを溶接して作ったもので、1mm程度のゆがみがあるので、スパイダーのホルダの底を削って現物あわせにて調整しました。 後は、フォーカサーのコントローラのケースを加工して、配線す…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その3)

副鏡フォーカサー部分が概ね完成したので、鏡筒に仮組み込みすることにしました。 まずは、既存の副鏡を取り外します。 光軸を再現できるように、レーザで副鏡の光軸を確認しておきます。(レーザは取り付けたままです) 副鏡のセルも追加加工を行うので、鏡…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その2)

副鏡フォーカサーの部品が揃ったので組み立て、およびARDUINO Microにつないで動かしてみました。 とりあえず、机上ではいい感じで動いています。 この次は、コントローラのケースを加工を行いますが、今回はアルミダイキャストのケースを加工して製作します…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その1)

25cmカセグレンで撮影を始めていますが、ピントを合わせるのが面倒です。 室内からフォーカスを調整できるように改造することにしました。 改造方法は、40cmカセと同じように、副鏡を前後させる機構に改造します。 設計が完了したので、部品加工をこ…

25cmでテスト

最近は40cmカセグレンねたではなく、自作赤道儀の改良ねたになってしまっていますが、広い意味では40cmの機材ということでご勘弁願います。 自作の25cmカセで赤道儀の状態をテストしてみることにしました。 今後も40cm用の赤道儀に25cm…

もう春ですね

自宅での撮影ですが、最近透明度が悪くなってきましたね。 もう春、夜空が霞んでいます・・・ 相模原市街に程近い我が家では、光害影響も強く星雲・銀河は厳しくなってきました・・・ PE補正で星像が丸くなりました。 (周囲の伸びはスケアリング+80SSの実…

動作テスト中間報告(その4)

実際にPE補正の状態を確認してみました。 測定はTMB80SSにST-2000XCMの組み合わせなので、倍率が低かったです。 でも、効果はハッキリわかりました、フィートバック制御に切り替えると机上テストのようにPEが補正されて、もはやPEが判…

動作テスト中間報告(その3)

その2ではPEを約±0.5秒角程度まで減少できましたとご報告しましたが、応答が不安定でした。 つまり、赤道儀に触れずにそっと動かしていれば良いのですが、赤径軸を揺らしてみたりすると制御が発振してしまいました。フィートバック制御がうまくいっていない…

動作テスト中間報告(その2)

前回はエンコーダの位相計数モードを逓倍なしでやっていましたが、今回は4逓倍でやってみました。 最初から4逓倍にしなかったのは、レーザエンコーダとはいえ、A相、B相の位相が90度ではなく約95度くらいにずれているため4逓倍ではパルス間隔がそろわな…

動作テスト中間報告

レーザーロータリーエンコーダに改装してピリオディックエラー(PE)を測定してみました。 今回はダイレクトに赤径軸に取り付けたので、PEのプロフィールが綺麗に記録されています。 上のグラフは何もしないときのもので、ウォーム周期(約4分)とホイ…

エンコーダ改装しました

TDMの続きです。 赤径軸に付けているエンコーダは1000パルスのものでギアで11倍に増速して11000パルスでした、これでは約8秒毎の補正になるので、間延びしすぎです。 手持ちで、81000パルスのレーザーロータリーエンコーダ(CANON …

TDMの効果はいかに

40cmカセの赤道儀のウォームギア、ホイルは自作のためピリオディックエラーが同クラスの赤道儀に比べ大きいためオートガイドでガイド補正してもガイドカメラのインターバル中に移動してしまう分は補正しきれません。 一般にピリオディックエラーを補正す…

ガイド撮影の練習

40cmに同架している8cm屈折(TMB80SS)にST-2000XCMを付けて撮影の練習をしています。ガイドはセルフではなく、40cmにST-9を付けてイメージ側でガイドしています。 (この時点ではガイド用CCDなかったので、セルフではガ…

組み立ててみました

三連休の土日は、せき風邪で体調を崩したのでのんびりしていました。 今日の午後より工作再開し、赤道儀側の加工を行い、組み立ててみました。 暫く運用してみて問題なければ、アルマイト処理します。 色は赤ですね。