反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

2013-01-01から1年間の記事一覧

ISON

25cmカセグレンで撮影しました。 ↓11月16日に撮影したものです。 ↓11月22日に撮影したものです。 ↓尾っぽを強調しようとすると色バランスがおかしくなってしまうので、白黒にしてみました。 ↓おまけで月です。直焦点ではフレームに収まらないの…

アイソン彗星とM42

大分ご無沙汰です。 最近話題のアイソン彗星を見てみようと 昨日の明け方双眼鏡と一眼デジカメで試みましたが 見えませんでした。 透明度も悪かったこともあって、市街の明かりに埋もれてしまったようです。 望遠鏡だと見えるよとの情報を得たので、25cm…

予備のTMPが入手できました

ご無沙汰です・・・・ 今回は、真空蒸着関連ねたです。 作業が進んだ訳ではありません、必要な部品集めをまだ継続中です。 真空蒸着で使用する高真空側のポンプは既にターボ分子ポンプと 拡散ポンプがそれぞれ入手できている状態ですが、程度に問題が あり、オー…

副鏡原器の素性

NGCさんより質問が寄せられたので、情報追加します。 フリンジテストを行うためには、ペアとなる原器が必要です。 今回、副鏡を再製作している40cmはリッチークレチアン設計です よって、主鏡も若干の双曲面です、それに使用する副鏡も主鏡に合わせて オ…

#2鏡の修正続く

小ツールで攻めて、大ツールでぼかしての作業が続いています。 細かいウネリを消すためには、長時間のぼかし作業が必要なのですが その間に、フリンジが曲がってしまうのです。 まあ。当たり前のことなのですが・・・・ こうなると、全面一様に削れるパターンを…

#2鏡・・・う~ん

#2もいよいよ佳境に入りました。 小ツールで攻めたり、大ツールでぼかしたり・・・・これからが大変・・・ 大ツールを使用すると、中央と周囲が削れる。 凸双曲だから中間が凹んでいるためです。 鏡周が#1も折れてるので、どうするかなぁ~ 大と小の中間のツー…

小ツールを作った

副鏡の修正研磨もそろそろ終盤に入る?ので 先週末は、小ツールの作成をしました。 まずは、丸棒から小ツール盤を削りだします。 前に作った、シリコンパットにピッチを流し込んでツール盤を乗せて 冷えたら、シリコンパットを外します。 周囲の余計なピッチ…

#1鏡、う~ん・・・

ゾーン別の進捗に合わせて、早いゾーンの部分のパターンを切除して調整を行っていきます。 微妙な調整が必要なので、研磨パットに戻ってしまいました。 研磨パットだと、足らない部分は張り足すことができるので、作業を早く進めることができます。 研磨パッ…

#1鏡は、どうだろう

#1鏡はすでに周囲の高さが中央よりも下がっています。 いわゆる周囲がオーバーなので、これ以上中央よりも早いペースで周囲が削れないように銀杏パターンの外側を削りました。 このピッチ盤で30分作業したところで、様子を見ます。 青線が作業前、緑線が…

#2鏡を30分作業

#2鏡を前回の銀杏パターンのままで30分作業して進捗の様子を確認しました。 前回と今回のフリンジを比較したものが↓です。 鏡周の進捗が早すぎるので、中間帯が目標に到達する前にオーバーすることが明らかなので、ここら辺でピッチ盤のパターンを縮める…

講演スケジュール公開される

毎年研磨講習会が開催される駿台学園では天文講座も毎月開催しています。 今年9月には、私が講演することに・・・ 講演時間は1時間なので、深い話をすると時間が足らないだろうし、通り一遍の話でもつまらないので、何かテーマを絞ってお話することになります…

#2は順調かな

ピッチの調子やパターンの問題で、#1鏡と#2鏡を交互に作業しています。 #2鏡は、マスター鏡に合わせて、ソフトランディングするようパターンの調整をしながら研磨を進める工程に入りました。 前回の中央山は全面ピッチ盤で均した後に、銀杏パターン(研磨パ…

今度は、双葉で頑張るぞ

どうやら、銀杏パターンは全体的に削れているようで、進捗が芳しくありません 積極的に周囲を削るパターンとして双葉パターンを使ってみました。 90分くらいの作業でしたが、周囲が削れました。 中央が弱かったので、中央山ですが、周囲の高さに比べてもま…

#2副鏡・・・銀杏で頑張ってみたが

本日、社休日・・・自宅で一人ぼっち 銀杏型の盤で研磨3時間くらい実施しました。 あまりにも進捗しないので、途中から同じ銀杏パターンの研磨パットに切り替えました。 フリンジ比較しても、3時間で進捗が1/4λ・・・ホントか?? ウソのようでホントの話・・・ 銀…

#2副鏡も艶出しほぼ完了したが・・・

#2副鏡の艶出しがほぼ完了したのですが、曲率がやや戻り傾向になってしまいました。 スタート時よりも1μm戻ってしまい、曲率計の読みで1.903~1.904あたりになっているようです。 よって、フリンジも#1副鏡に比べ縞が10本くらい多いです・・・・ ニュートン…

#1副鏡の艶出しほぼ完了

鏡の研磨は、工作室の片隅にある研磨機で行っています。 研磨機も自作のものです。 ピッチ盤は機械が動かしてくれますが、研磨剤のセリウムが乾燥するとピッチ盤と鏡が くっついてしまい、大変なことになるので、適度に監視が必要です。 機械研磨だとくっつ…

スケール到着した

次期望遠鏡の架台駆動はダイレクトドライブにするので、そのキーデバイスとなるリニアスケールを先日ポチしたのですが、本日到着しました。 このスケールはハイデンハインの20μmのスケールが鉄テープに施されて、腐食防止に金メッキされているものです。 …

曲率合わせ終了、ピッチ研磨開始

砂ずりによる曲率の調整作業が完了しました。 #1鏡は1.905・・・狙い通り #2強は1.904・・・僅かやりすぎ ちょと、ストロークを長くしたので、進みが速くなってしました。 球面化のためストロークを短くする工程を最後に入れたので若干オーバー その…

ちょっと無理そう・・・

2相出力を探すためASICの足にプローブ(まちばり)を当てようとするも 足の間隔が狭すぎて・・・見えない 苦労して当てても出力の信号が、2相出力のものか区別がつかない・・・・ こりゃ、あきらめかな。 ADコンバータの10ビット出力をマイコンにつないで…

リニアエンコーダが到着

先日、ポチしたエンコーダが到着しました 中古品で、動作確認していないようなので一応3個入手しました。 170mmのスケールもおまけで付属しているので、テストができます。 電源5Vを接続してスケールヘッドを動かすと正弦波が出力されました。 動作はOKの…

そろそろ次期望遠鏡の構想を考えてみるか・・・

最近、色々メーカ品の望遠鏡をネットで見てみると、駆動方式はダイレクトドライブに なってきているんですね、ASAとかPlaneWaveとかデモ動画を見ると導入スピードが速っ!! モータを減速せず直接駆動しているんですから、動きは早くできるのですね。 ミサイ…

砂ずりに戻って曲率合わせ1

せっかく艶出し完了していたのですが、一向に曲率差が縮まらないので #500の砂に戻って作業しました。 再製作の副鏡は2枚同時進行で作業しています。 出来の良いほうを採用します。 で、砂ずり作業1分で1μm程度、球面計の読みで差が縮まります。 現…

今日は球面計の製作

今までは、まともな球面計を持っていませんでした。 従来は直径55mmのリング型の球面計で、機械式のダイヤルゲージも0.001mm読みの測定範囲1mmのものでしたので、リング径がちょっと小さいので測定精度に不満をもっていました。 直径を大きくするには…