反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

TDMの効果はいかに

40cmカセの赤道儀ウォームギア、ホイルは自作のためピリオディックエラーが同クラスの赤道儀に比べ大きいためオートガイドでガイド補正してもガイドカメラのインターバル中に移動してしまう分は補正しきれません。

一般にピリオディックエラーを補正するためにはPEC補正しますが、最近?TDMなる赤経軸にエンコーダを付けて赤経軸の速度変化をフィートバックして補正する方法が紹介されていました。

私の自作赤道儀にも赤経軸にエンコーダが付いているので、ちょっとプログラムを書き換えてエンコーダのパルス間隔をマイコンタイマーで監視して駆動パルス周期にフィートバックするようにしてみました。

そしたら・・・・実験レベルでは効果絶大です。
前半が何もせず、後半がフィートバックありです。
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前からPECしようかなぁ、っと思っていたのですが、マイコンのメモリ容量の問題でPECの補正テーブルを持つことができなかったので実現できませんでしたが、この方式であればテーブルは不要、ウォームの癖のコレクトも不要、エンコーダのパルス間隔の正しい値を設定すれば、その値になるようにフィートバックされるわけです。

ただ実戦には、エンコーダの分解能が不足です、一回転11000パルス相当なので約7.8秒間隔の制御で間延びしすぎです。

手持ちにレーザーエンコーダ(一回転81000パルス)があるので、これならば約1秒間隔で赤経軸の回転速度監視ができるのでうまくいきそうな気がします。