反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

望遠鏡のドーム製作(その30)

数週分の作業報告が出来ていなかったので、まとめて報告します。

 

シャッターの接合作業は、裏面より#450マットで幅20cm程度で3プライして、強度的に問題なさのうなので終了しました、表面に出っ張った部分は後で切除して整えることにしました。

接合部が硬化したので角材を取り外したところです。

この日は暑かったですね・・・樹脂も硬化が早くて脱泡が間に合わない部分が出ました。

続いて、シャッターを電動で開閉するためラックギア方式を採用する予定なので、中央部にラックを張り付けるためのアタッチメント部分を構造合板4枚重ねで作成し、ポリアステル樹脂+タルクで貼り付けしました。

この日も、暑かったです。 樹脂のはみだしを均そうとしたら既にゲル化してました・・・硬化前に削ぎ落しました。

3Dプリンタで作成したテンプレートを取り付けてから、テンプレートのガイド穴を頼りにホールソーで大小の穴を明けて、マルチツールで間を切り落としして加工しています。テンプレートはガイドローラ取り付け時の裏側のナットを穴位置に合わせるガイドとしても使用します(テンプレートはそのまま残置)

その後、シャッターのガイドローラを取り付ける穴加工や、シャッター後部の切り欠き加工などを行い、内面を黒塗装し、シャッター内面作業はひとまず完了。

表面は、接合時に出っ張った樹脂を、マルチツールで切断して、サンダーで均しで、凹み部分には樹脂パテで埋めて整えたのちに、ミッチャクプライマー塗布して、外装仕上げ用に屋根用の4F白塗装を1回塗りしました、4Fは最終的には4回塗りする予定です。

ドーム側も4Fを一回塗り作業を行いました。

天気も怪しく、塗装日和ではないし、ベランダも長期で占有するのも悪かろうとのことで、シャッターをドームに組み付けることにしました。 前日より、脳内で吊り上げシミュレーションを繰り替えし、実行プランを練ります。基本、人力で滑車を使って重量1/2のところで引き上げするのですが、途中でドーム側のロープ固定位置を切り変えたりする必要があるため、切り替え作業中にシャッターを支えるためのフック金具を数か所設け、ラッシングベルトで支える作戦です。

午前中に、ドームの外作業用の足場を解体して、ドーム内にロープ固定フックなど準備を行った後に、昼食後、気合を入れて吊り上げ作業開始です。

予想以上に重かったので、引き上げ苦労しましたが、概ねシミュレーション通りの段取りで引き上げ完了しました。

寸法的にも大きな問題は無いようで、一部シャッターが内側に凹んでいる部分があるようで、その部分が擦れている状況ですが、少し削れば解消しそうな感じです。

 

シャッターの組付けが終わったところです。 週末の買い物の出発予定時間よりも20分超過しましたが、何とか終了しました。

また、少し腰が痛くなってきました・・・。中腰作業とか重量持ち上げとかで傷めないように注意はしているのですが、負担がかかると痛くなってきますね、この頃。

これで、ブルーシートを掛けないで済むようになったと思います。 強風で、シートがバタバタと音をたてることもなくなります。

この後は、シャッターの当たりを調整してから、塗装の残り作業(3回塗り)を行う予定です。 雨漏りなし確認の後、ドーム内の屋根を外す作業に入ります。