反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

40cmカセグレン

測定と蒸着のご依頼

本日は、25cm作業を中断して測定と蒸着のご依頼の作業を進めます。 ご依頼の鏡は10cm鏡2枚です。 この鏡は約F9で、F9ともなるとフーコ像は暗くなるため、蒸着して反射率を高めてから測定することにします。 まずは、鏡に取り付け金具をセットして、…

主鏡の穴あけ(続き)

先週に引き続き、穴あけです。 平日も、少し作業をしていたので片面は所定の深さに 到達済みです。 石膏を穴の溝に流し込んで埋めます。 はみ出した所は少し固まったところでそぎ落とします。 こんな感じになります。 続いて、鏡面側より穴を明けます。 まず…

本番の鏡材加工

さて、本番の鏡材加工作業に入りました。 30cmの裏面及び鏡面側の凹加工を行いました。 写真省略しますが、主鏡、主鏡用ツール、副鏡、副鏡ツールの研削加工を終えたところです。 続いて、主鏡の穴あけを行います。 カーブゼネレータを取り外し、卓上ボ…

カーブゼネレータ

鏡を自作する場合は、アランダム(金剛砂)などで鏡材とツール材を摺り合わせて凹面形状に整えていきますが、アランダムを補給しながら長時間の作業となります。 これが楽しいという場合もありますが、今回は時間短縮と作業軽減を考え自動で凹面を整形するカ…

部分日食

昨日までは晴れていたのに・・・ 雲間での撮影となりました。 今年も、よろしくお願いいたします。

今年のまとめ

暫く、ブログ更新がおろそかになってしまいました。 今年後半は、お世話になっている駿台学園さんの75cm望遠鏡の 改修のお手伝いとかがメインで活動していたので、ネタの写真が あまり撮れていませんでした・・・ 75cmの改修は直焦点撮影用のフィルムカ…

木星・土星・火星

7/31には火星の最接近を迎えました、撮影はしましたが 空の条件は7/29の台風明けの方がシーイングも良かった ので7/29撮影したものを紹介します。 撮影機材 自作25cmカセグレン(F9)+2倍バロー ASI224MC まずは、木星です。 次は土星。 そして火星・・…

今日の工作(その6)

赤緯軸を赤経軸に取り付けるためのプレートを再加工し組付けを行いました。 各軸にモータを取り付けて、現在仮組立の段階です。 動作確認は、40cm用赤道儀で使用しているコントローラと同じものを 使います。

今日の工作(その5)

報告の期間があいてしまいましたが、作業は進んでいます。 ようやく、軸周りの加工が完了し仮組立した状況です。 軸を中空軸(アルミ)へ変更して、軸の中に高分解能のエンコーダを 内蔵することができるように、両軸とも加工しました。 ウォームギアは、バ…

STの結露対策

1月程前に、たまには道具の手入れということで ST-9とST-2000の室内テストを行いました。 やっぱり結露しました、2台とも全面に・・・ 乾燥した環境で保管してあげないと駄目みたいです。 2台ともFarpointの乾燥剤交換プラグを取り付けているので 乾燥剤を交…

今日の工作(その4)

今週は、少し作業を行いました。 1.モータ取り付けプレートに軸を差し込みました。 2.ウォームギアのスラストベアリングをサラばねで与圧する部品を製作しました。 3.ウォームユニットを支持するプレートの支柱を製作しました。 何のことだか皆さんお…

今日の工作(その3)

25cmカセ用の赤道儀のオーバーホールの続きです。 ウォーム軸受け部分は、元々メタル軸受けを使用していたのですが 動きが固かったので、ベアリングに変更することにしました。 ラジアル方向は玉軸受け、スラスト方向はスラストベアリングで 受けることにし…

皆既月食

会社から帰宅途中、薄雲の中に満月が出ている・・・ 急ぎ帰宅し、セッティングしてあった赤道儀に8cm屈折(セットアップ済) を載せて、スタンバイ。 一応、本影始まりから終了までの間は撮影できました。 皆既終わりころから薄雲がかかりだし本影終わりころ…

今日は大雪

ここ相模原も、大雪・・・ お昼近くから降り始めて、22時頃に小降りになってきた。 我が家は、吹き溜まりになるようで、周辺のお宅の積雪と比べると多い。 屋根が低いからかな・・・ 正月より、赤道儀を設置したまま、100均バイクカバーを3枚重ねで 耐えている…

蒸着依頼が来ました

年明けに、25cmの蒸着依頼がきましたので作業を行いました。 どうやら、カセグレン用の鏡のようです。 まずは、蒸着冶具に鏡をセットします。 あとは、いつも通りに作業を行います。 蒸着完了!、毎度ながらうまく出来上がっているか 釜を開けるまで分からな…

今日の工作(その2)

昔に製作した、25cm用赤道儀のオーバーホール 及びコントローラをSS2000から自作コントローラへ 変更する改装を行うことにしました。 まずは、分解します。 ベアリングのグリスが固まっていました。 今日は、赤経軸を分解したところで終了。

今日の工作

3Dプリンターでコントローラケースを製作する のその後ですが、ABS材では変形が解消せず、 結局、PLA材で製作しました。 昨年中に、印刷済みでしたが組み上げの時間が とれず、放置していたものを、本日組み上げた所です。 印刷の状態 とりあえず一台、組み…

ここ最近

明けまして、おめでとうございます。 暫く、更新をさぼっていました。 工作関係は、大きな進捗はありませんでした。 年末頃より、今年の天文イベントに備え、機材の準備 を行っているところです。 星雲関係は、8cm屈折で当面撮影する予定です。 火星接近…

暫定でHPを再構築しました

私の「25cm反射望遠鏡の自作状況」HPは 開設当初RIMNETで構築し、その後ネット環境がJCOMに なったことより、HPの容量不足分はJCOMで構築していました。 さらに、容量不足を補うためにYahoo!ジオシティーズに構築したため 複数のプロバイダにまたがって…

第41回<反射鏡研磨研究会>

7月21日~23日、駿台学園にて開催された反射鏡研磨研究会へ参加してきました。 今年も、スタッフとして皆さんが磨かれた鏡の測定及び、完成された鏡の蒸着 作業を担当しました。 参加された皆さんの集合写真です。(大きさの大小は、鏡のF値によるもの) 今…

40cm球面の製作(その16)

鏡周のターンダウンが一進一退でどちらかというと後退ぎみで改善しません。 小ツールだと内側が掘れる傾向が強いので放物面傾向に進み、修正で鏡周を攻めるとダウンしがちです。 球面鏡はじっくりと仕上げるつもりなので、ここは基本に戻り 全面研磨に戻るこ…

40cm球面の製作(その15)

時間ができた時に少しづつ作業を進めています。 総測定回数は、130回を超えました、20~30分を1サイクルとして 都度測定を行い進捗を確認しながら進めているので、測定回数が多くなります。 また、研磨直後に対して2,3時間経過後では過修正に変化…

40cm球面の製作(その14)

連休も終わり、明日より平常に戻ります。 連休中には完成しませんでしたが、残りの作業は時間をかければ何とかなりそうです。 さざ波状の研磨痕はだいぶ薄くなってきましたが、うねりを均すのはまだ時間がかかりそうです。 本日の最終作業結果。 カーブには…

40cm球面の製作(その13)

連休後半もあとわずか・・・ 測定回数は100回を突破しました。 (球面なので、ゾーン測定しなくても良いのですが・・・一応記録として) 途中、いろいろと寄り道してしまいましたが、ゴールが見えてきたような。 結局、変なことを考えず、地道が一番ということでし…

40cm球面製作のピッチ研磨の進捗動画

球面には球面の難しさがありますね・・・・ 面精度で1/4λ程度であれば、小ストロークで磨けば球面になるかもしれませんが 1/10λで滑らかな面を求め、局部的に修正をかけると他に影響が出て玉砕!! この繰り返しになってきました。 現在、リセット作業中・・・・ …

ピッチ盤の製作(補足)

ピッチ盤の製作で、ピッチの2回流しの状況を写真で紹介します。 1回目のピッチの量は下の写真の様な状況でやってみました。 ブロック個別に流し込んだ方がより良いのかもしれませんが面倒なので・・・ この状態で、爪痕がつく程度まで冷やして2回目を流し込み…

40cm球面の製作(その12)

連休前半は、研磨に集中して作業を進めることができましたが 結果は芳しくありません。 気温が上がって、ピッチが柔らかくなってきたため 過重をかけると、ピッチが変形しカーブのコントロールがうまくいきません。 球面付近を行ったり来たりの状況が続いて…

40cm球面の製作(その11)

先週からの続きです。 現在の最新は作業yとなります。 測定回数はアルファベットニ巡目に間違いなく入りそうです。 まず、表面に傷が入っています。 これは作業uで入ったらしく、研磨が進んで傷のエッジがだれてきたため 目立ってきました。 傷を入れたピ…

40cm球面の製作(その10)

室温も上がってきたので、40cm球面鏡の研磨を再開しました。 球面への修正研磨に入っており、ピッチ盤は直径13cmの小さな もので作業しています。 室温20度前後、ピッチはKS-3(レジン系)のストレートに変更しました。 従来の使いまわしK3よりも柔…

TMB80SSの電動フォーカサー化

自宅撮りの時は室内よりコントロールしています。 ただ、TMB80SSはフォーカサが電動化されていなかったため、ピント合わせが面倒でした。 ということで、電動化の改造作業を行っているところです。 望遠鏡側の改造をせずに取り付けができるようにしました。 …