反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

リーク箇所探し(その6)

チャンバー側に真空度測定のセンサを取り付けるため、NW40のフランジを丸棒より削りだすことにしました、フランジは溶接でJISフランジに取り付けします。
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フランジを削りだしたところです、この後溶接しました。
溶接も1っ回ではうまくいかず、リーク発生しましたが、削り落として2回目でOKでした。
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チャンバーの上側に真空度測定用に、サーモカップルとクリスタルイオンゲージを取り付けています。
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このクリスタルイオンゲージは優れもので、これだけで大気圧から10^-8Paまで測定ができます。出力はアナログの0-10V(log出力)となります。
表示器がないので、テスターで代用しています。
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クリスタルイオンゲージの出力と圧力の換算式はとのことです。
P=10^((V-7.75)/0.75+2) P(Pa)、V(volt)

現在の所、サーモカップルの表示は振り切ってしまうので、クリスタルイオンゲージの値で圧力を確認しています。
チャンバー本引き(TMP+スクロール)40分で5.09Vまで到達、この先あまり変化しません。圧力換算では2.8E-2Paでようやくー2乗Paオーダに到達しました、ぎりぎり蒸着ができそうな圧力です。
つなみに、TMP+スクロール単体(チャンバーなし)では3.99Vまでいきます、圧力換算では9.7E-4までいくので、まだチャンバー側でリークが発生していることになります。
チャンバー込でー3乗中盤は何とか行きたいとおもうので、もう暫くリーク箇所探しは続きます。