反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

断熱レンガ加工(電気炉 自作)その4

今日は断熱レンガの外側のR加工と炉底と炉蓋の断熱レンガの切り出しを行いました。 R加工は3Dプリンタで出力した治具を使用して、のこやすりで形を整えます。 (外で作業しました) 加工中の写真を撮り忘れたので、いきなりですが本日の作業終了写真です。 …

断熱レンガ加工(電気炉 自作)その3

昨日、レンガの粉が工作室に舞ったのを清掃したのですが、今朝も薄っすら積もっています、キーボードも砂っぽい感触です。 今日は断熱レンガにトリマーを使用して溝を入れる作業を行いました。 作業場所は玄関前にブルーシートを敷いて、ウインドブレーカに…

断熱レンガ加工(電気炉 自作)その2

前回の治具を使用して断熱レンガを切断して台形状に加工します。 切断は木工用の鋸を使用するのですが、6個くらい加工すると切りにくくなってしまいます。 セラミックを切断しているので刃の摩耗が激しいのは仕方ありません。 鋸は刃が交換できるタイプで交…

断熱レンガ加工(電気炉 自作)

四角いレンガを台形に加工するために3Dプリンタで切断治具(ガイド)を製作しました。 このようにレンガをセットして、はみ出たところを鋸で切断して、切断面が出っ張っている場合は鋸をやすり的に使用して整えます。 断熱レンガは鋸で用意に切ることができ…

工作室の大掃除

アニーリング用の電気炉を製作及び運転する場所を確保するために工作室の大掃除を行っている最中です。 まる一日かかって電気炉を製作するスペースが確保できました。 断熱レンガとプロコン、カンタル線(コイル)、三相200VのSSRは入手済なので、来週…

アニーリングの件

反射望遠鏡の鏡材は一般のガラスよりも熱膨張が小さなボロシリケートガラスが一般的に使用されています、いわゆる耐熱ガラスとして有名なパイレックスとかスーパーマックスですね。 従来は望遠鏡用の鏡材を入手するには海外の光学ガラスメーカより鋳込みガラ…

f3mirror 鏡面リスト公開

鏡の販売は当面在庫販売形式で行う計画としていますが、25cmの在庫2枚が整いましたので、鏡面リストを公開しました。 f3mirror.com

銀蒸着ミラーの試作

鏡の蒸着はアルミを使用していますが、反射率を高める方法として増反射コート(多層膜コート)と銀で蒸着する方法があります。 自前の蒸着装置はSiO2の蒸着レートが上げられない(スパッタでないと難しい)ことより厚付けができないので多層膜コートができま…

復刻版 25cm反射望遠鏡の自作状況

長らく閉鎖となってしまった「25cm反射望遠鏡の自作状況」を復刻しました。 ほぼ、当時のまま?(進展していない)です。 今後、空白期間の記事を継ぎ足していく予定です。 sub-diy-telescope.ssl-lolipop.jp

f3mirror.com

色々とお問い合わせも頂くようになってきたので、HPを作成しました。 鏡面測定と蒸着のご依頼は準備OKですが、鏡面製作はもう少し時間がかかりますのでお待ちください。 業者さん向けではないので、少量のみ受け付け可能です。 鏡面製作に関しては今のところ…

25cmF3鏡(その8)

250Cを磨きなおした250Dの研磨が終了しました。 今回の研磨は、全体的に進める方法で行いましたが、ツール交換回数を減らすストロークを見つけることができたので作業の効率を維持しながら、比較的なめらかなカーブに仕上げることができました。 たた…

25cmF3鏡(その7)

3枚目も磨き終えました。 今回の修正方法は、3段階で修正を積み重ねる方法を試しました。 通常は全体的に目標に近づけて進めるのですが、その場合ツールを頻繁に交換する必要がでてきます、研磨が積み重ねの原理が通用するのであれば一つのツールが行う作業…

25cmF3鏡(その6)

25cmの2枚目を磨き終えました。 今回は、N鏡としては合格ラインで波面精度で1/6λです。 やや、肌荒れですがお化粧する前にゴールラインに到達してしまいました。 鏡周側の修正が出遅れたのが心残りです。 ここからさらに攻めることも僅かに可能ですが険…

研磨機の改造

研磨機を使用すれば作業負担が減るのですが、研磨位置のハンドルを回して同じところを長時間研磨しないようにする必要があり、結局その場を長時間離れることができませんでした。 そこで、パルスモータでハンドルを回す改造を行いました。 あとは、研磨剤は…

25cmF3鏡(その5)

25cm研磨の方は、1枚研磨終了しました。 f=1385mm、F=2.77です。 鏡面精度は、数値上は今一つ・・・73%付近でまだ削りしろがあるので、その分で 内側を均せれば内側のオーバー分を戻せるのですが、だいたい失敗します。でこれはこれで…

CCD回路設計

ピッチ研磨作業に入るまでの間は、CCD回路設計に取り掛かる準備を行っていました。 今回新たにといっても中古ですがデジタルオシロを導入しました。 ボタンが一つ壊れていますが、問題なく使用できています。 今まで使用していたオシロは200MHzアナログなの…

25cmF3鏡(その4)

暫く作業中断していましたが、ピッチ研磨に取り掛かります。 毎度のことですが、ピッチ盤の製作過程をご紹介します。 私の場合は、ほとんどピッチ盤の製作はシリコンパットを使用しています。 今回は25cmの鏡で、シリコンパットは30cm用なので鏡から…

ギヤボックス

ハウスマシン用で経緯儀の動作確認用のギアボックス(赤い部品)が完成しました。 9000:1の減速比となっています。 実機の模擬をこれで行います。 こちらは方位軸の確認用で360度の目盛りで現在位置が大雑把に確認できます。 電源オフした再度電源を入れた…

25cmF3鏡(その3)

F3はなくてF2.8すが、約3ということでタイトル変更なしで進めます #80の砂で作ったピットの除去にてこずりましたが、ようやくピットも解消したので砂の番手を進めています。 現在は#500で作業中。 ここまでの作業途中に#320を切らしたので注文到着までの間に…

測定と蒸着のご依頼

本日は、25cm作業を中断して測定と蒸着のご依頼の作業を進めます。 ご依頼の鏡は10cm鏡2枚です。 この鏡は約F9で、F9ともなるとフーコ像は暗くなるため、蒸着して反射率を高めてから測定することにします。 まずは、鏡に取り付け金具をセットして、…

25cmF3鏡(その2)

F3鏡ということでスタートしたのですが、今どきF3か?という自問自答にF2.8かなという答え、F2.8よりも短い所を狙うことにしました。 コマ収差が問題ですがTele Vueのパラコア2で補正してイーソスを使用する計画です。 パラコアの拡大率は1.15なのでF2.8の…

25cmF3鏡

長らく、カセグレン系をメインに研磨していましたがニュートン系の鏡も磨いてみることにしました。 アメリカのATM界で有名なMel Bartelsさんが提唱していらっしゃる、短Fミラーによるリッチーフィールドテレスコープ(星がたくさん見える望遠鏡)用の鏡です…

ダブルパス テスト

現在作業中の鏡のテストを実施している風景です。 奥から①50cm平面鏡、②研磨中の副鏡、③研磨完了の主鏡、④自動フーコテスタ(RFT)です。 写真では、副鏡もめっきしてありますが、部屋を暗くすれば無めっきでも測定ができます。 測定したら副鏡を外して、…

3Dプリンタで部品作り

ここ2日の作業状況です。 全て作ったわけではなく、過去試作等のジャンクを利用しつつ、足りない部分となる赤色部品を3Dプリンタで出力し、ブレットボードにジャンパーで配線し、デバック完了したところです。 最近は金属を加工する工作はめっきり減少して…

内外像テスト続き

50cm平面鏡を使用して、25cmカセの内外像をみてみました。 左から 外像 焦点 内像 の順です。 結果としては、平面鏡は問題なさそうです。 内外像にも明るさムラが出ています、レーザ側を回転させると明るさのムラも回転するのでレーザの明るさムラが…

内外像テスト

50cm平面鏡を使って、望遠鏡の内外像テストができるか試してみることにしました。 これは、以前に製作した内外像テスト用接眼部です。 大型のフリップミラーの中身を撤去して、代わりにビームスプリッタを取り付けただけの物です。 今回は、上側の接眼部…

平面鏡の蒸着

我が家の蒸着窯は内径54cmの寸胴鍋で出来ているので何とか508mmの鏡は入るはずですが・・・、鏡を締めるホースバンドの金具の高さは12mm、鏡を取り付けるためのL字金具は14mm、L字金具の方が大きいので、直径としては536mmあれば入るよう…

ebayで見つけました

定期的にebayでOptical Flatで検索して、鏡面検査(望遠鏡)に使用できる、何か良い鏡がないかな? で相当長期間チェックしていたのですが、良いものは高額でとても買えない、買えるものは6”とか頑張って8”の平面鏡・・・16”程度まで測定したいのですが出物…

蒸着作業その後

昨日は鏡を蒸着装置の上窯に取り付けたところで終了したので、本日は鏡の最終クリーニング作業をまず行います。 鏡には静電気で埃を引き寄せてしまうので、鏡についた埃や汚れを確認して除去します。 蒸着作業でこのクリーニングが最も気を遣う作業で仕上が…

蒸着作業の続き

試運転は問題なかったので、鏡の蒸着準備に取り掛かります。 まず、蒸着窯を大気解放して上窯を上昇させて反転した状況の写真です。 我が家の蒸着窯は上窯が反転できて作業しやすくしているのが特徴です。 前回の蒸着作業で使用したプラネタリーユニットが付…