反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

25cmF3鏡

長らく、カセグレン系をメインに研磨していましたがニュートン系の鏡も磨いてみることにしました。

アメリカのATM界で有名なMel Bartelsさんが提唱していらっしゃる、短Fミラーによるリッチーフィールドテレスコープ(星がたくさん見える望遠鏡)用の鏡です。

Mel Bartelsさんの10.5インチF2.7望遠鏡の例

今所有している25cmカセ鏡は一時F2.9ニュートンで使用していました、その時の感動は大きく忘れられないものです。

そこで、25cmのF3鏡(~F2.7の範囲で検討中)を磨く作業に入りました。

下の写真はいずれも25cm(10インチ)鏡材です。両サイドはNGWの新品材料、中央はF4.7のファーストミラーを自宅ジェネ掛けしてF3近くまで削ったものです。

まずは、NGWの新品材より着手します。

(NGW材は2017年に入手していたもので、NGWは現在、望遠鏡用材料の営業を停止しているようですね、再開されることを期待して待ってます)

 

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NGWはジェネ掛けサービスがあるので、F3に#200程度で削ってあるので作業は#220から開始です。

下側のツールもジェネ掛けしてもらいましたが、ツール側が曲率が短くなっていました。わざと短くしているのかもしれませんが、私は曲率が大体合うように、ツール側の中央をダイヤモンドカップで手磨りして合わせてから、#220砂で作業に入ったところです。

 

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