反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

#天文学

25cmカセの副鏡フォーカサー(その5)

本日は、社休日だったので家には私一人・・・・ そこで、ここ半年で溜まっていたアルミ部品のアルマイトを行う事にしました。 アルマイトは準備が結構大変なので、部品が溜まったらまとめて行うことにしています。 さて、今回の部品は 1.三脚の方位微調整用の…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その4)

トップリングに仮に取り付けてみました。 トップリングは鉄製の角パイプを溶接して作ったもので、1mm程度のゆがみがあるので、スパイダーのホルダの底を削って現物あわせにて調整しました。 後は、フォーカサーのコントローラのケースを加工して、配線す…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その3)

副鏡フォーカサー部分が概ね完成したので、鏡筒に仮組み込みすることにしました。 まずは、既存の副鏡を取り外します。 光軸を再現できるように、レーザで副鏡の光軸を確認しておきます。(レーザは取り付けたままです) 副鏡のセルも追加加工を行うので、鏡…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その2)

副鏡フォーカサーの部品が揃ったので組み立て、およびARDUINO Microにつないで動かしてみました。 とりあえず、机上ではいい感じで動いています。 この次は、コントローラのケースを加工を行いますが、今回はアルミダイキャストのケースを加工して製作します…

25cmカセの副鏡フォーカサー(その1)

25cmカセグレンで撮影を始めていますが、ピントを合わせるのが面倒です。 室内からフォーカスを調整できるように改造することにしました。 改造方法は、40cmカセと同じように、副鏡を前後させる機構に改造します。 設計が完了したので、部品加工をこ…

25cmでテスト

最近は40cmカセグレンねたではなく、自作赤道儀の改良ねたになってしまっていますが、広い意味では40cmの機材ということでご勘弁願います。 自作の25cmカセで赤道儀の状態をテストしてみることにしました。 今後も40cm用の赤道儀に25cm…

もう春ですね

自宅での撮影ですが、最近透明度が悪くなってきましたね。 もう春、夜空が霞んでいます・・・ 相模原市街に程近い我が家では、光害影響も強く星雲・銀河は厳しくなってきました・・・ PE補正で星像が丸くなりました。 (周囲の伸びはスケアリング+80SSの実…

動作テスト中間報告(その4)

実際にPE補正の状態を確認してみました。 測定はTMB80SSにST-2000XCMの組み合わせなので、倍率が低かったです。 でも、効果はハッキリわかりました、フィートバック制御に切り替えると机上テストのようにPEが補正されて、もはやPEが判…

動作テスト中間報告(その3)

その2ではPEを約±0.5秒角程度まで減少できましたとご報告しましたが、応答が不安定でした。 つまり、赤道儀に触れずにそっと動かしていれば良いのですが、赤径軸を揺らしてみたりすると制御が発振してしまいました。フィートバック制御がうまくいっていない…

動作テスト中間報告(その2)

前回はエンコーダの位相計数モードを逓倍なしでやっていましたが、今回は4逓倍でやってみました。 最初から4逓倍にしなかったのは、レーザエンコーダとはいえ、A相、B相の位相が90度ではなく約95度くらいにずれているため4逓倍ではパルス間隔がそろわな…

動作テスト中間報告

レーザーロータリーエンコーダに改装してピリオディックエラー(PE)を測定してみました。 今回はダイレクトに赤径軸に取り付けたので、PEのプロフィールが綺麗に記録されています。 上のグラフは何もしないときのもので、ウォーム周期(約4分)とホイ…

エンコーダ改装しました

TDMの続きです。 赤径軸に付けているエンコーダは1000パルスのものでギアで11倍に増速して11000パルスでした、これでは約8秒毎の補正になるので、間延びしすぎです。 手持ちで、81000パルスのレーザーロータリーエンコーダ(CANON …

TDMの効果はいかに

40cmカセの赤道儀のウォームギア、ホイルは自作のためピリオディックエラーが同クラスの赤道儀に比べ大きいためオートガイドでガイド補正してもガイドカメラのインターバル中に移動してしまう分は補正しきれません。 一般にピリオディックエラーを補正す…

ガイド撮影の練習

40cmに同架している8cm屈折(TMB80SS)にST-2000XCMを付けて撮影の練習をしています。ガイドはセルフではなく、40cmにST-9を付けてイメージ側でガイドしています。 (この時点ではガイド用CCDなかったので、セルフではガ…

組み立ててみました

三連休の土日は、せき風邪で体調を崩したのでのんびりしていました。 今日の午後より工作再開し、赤道儀側の加工を行い、組み立ててみました。 暫く運用してみて問題なければ、アルマイト処理します。 色は赤ですね。

年末年始の工作

ご無沙汰です、ばたばたしている間に年を越してしまいました。 今年もよろしくお願いいたします。 昨年、双望会に参加したときの反省で、やっぱり極軸望遠鏡はあったほうが良いということと、極軸調整をしっかりやるのであれば、方位の微調整機構も必要とい…

取り付け完了

今年の夏の工作は、結局のところ ①副鏡フォーカサーのマイクロステップ化 ②サブスコープ調達、取り付け ③露防止ヒーターコントローラ取り付け で終わりました。 取り付け完了したものが、これです↓ 調達品は、これ以外に ST-2000XCM AO-7 と、…

露防止ヒーターコントローラの製作

夏休みに中古のTMB-80SSを購入しましたが、無事に到着しました。 さすがにレンズが夜露で濡れるのはまずかろうということで 露防止ヒーターのコントローラを製作することとしました。 ヒータのオン・オフはMOS-FETのIRLB3034を使い …

CCDSoftからFocusコントロール

CCDSoftではフォーカスコントロールができますが、自作のフォーカスコントローラの場合は、互換性のある通信ソフトを組み込む必要があります。 その点、今回はマイコンボードにArduinoを使用したので事例が多くあるので助かります。 私は、ArduinoFocus Proj…

取り付け完了

今日は、40cmカセのお尻に、副鏡のフォーカスコントローラを取り付けしました。 鏡筒は部屋に持ち込むのは大変なので、外で作業です・・・暑い・・・ ちょっと、斜めについたかな・・・・ 鏡筒は上下逆に置いてあります

アルマイト処理

今日は、フォーカサケースのアルマイト処理を行いました。 アルマイト液や染料は40cmカセを製作したときから使用しているものです。 4年越しですが、うまくいくでしょうか。 とりあえず、準備します。 電源はDC電顕を持っているのですが、故障してい…

フォーカサーのケース製作

先週より、フォーカサーのケースをアルミブロックより削りだししています。 このケースの中に、Arduino UNO、LCD、マイクロステップドライバ、ジョイスティックを収めて、40cmカセグレンのバックプレートに取り付けます。 ↓ケースの加工がほぼ完了した所 ↓中に収めるもの…

バックライトキーボードの赤LED改造

今日は、直接望遠鏡ねたではありませんが、望遠鏡を操作するノートパソコンを新調しました。 今までは、レノボのS10を使っていたのですが、暗い所ではキーボードの文字がとても見難く苦労していました。赤ライトで照らせばよいのですが・・・ そこで、今回は…

フォーカスモータ改良

フォーカスモーター制御をArduino UNOとL6470のドライバを使って、スムーズにモータが回転するように改良します。 現在の状況です。 フォーカスモータは2相ステッピングモータ(バイポーラの中線は未接続)のままでL6470のドライバで128のマイクロステッ…

最近は・・・

前回更新から、半年以上経過してしまいましたが、元気デス・・・ やや、ラジコン寄りの活動も、望遠鏡寄りに戻ってきた感じがするこの頃。 最近は、相模原市立博物館の天文クラブにも加えていただき、観望機会も少し増えました。 せっかくの冷却CCDがあるので、…

ISON

25cmカセグレンで撮影しました。 ↓11月16日に撮影したものです。 ↓11月22日に撮影したものです。 ↓尾っぽを強調しようとすると色バランスがおかしくなってしまうので、白黒にしてみました。 ↓おまけで月です。直焦点ではフレームに収まらないの…

アイソン彗星とM42

大分ご無沙汰です。 最近話題のアイソン彗星を見てみようと 昨日の明け方双眼鏡と一眼デジカメで試みましたが 見えませんでした。 透明度も悪かったこともあって、市街の明かりに埋もれてしまったようです。 望遠鏡だと見えるよとの情報を得たので、25cm…

予備のTMPが入手できました

ご無沙汰です・・・・ 今回は、真空蒸着関連ねたです。 作業が進んだ訳ではありません、必要な部品集めをまだ継続中です。 真空蒸着で使用する高真空側のポンプは既にターボ分子ポンプと 拡散ポンプがそれぞれ入手できている状態ですが、程度に問題が あり、オー…

副鏡原器の素性

NGCさんより質問が寄せられたので、情報追加します。 フリンジテストを行うためには、ペアとなる原器が必要です。 今回、副鏡を再製作している40cmはリッチークレチアン設計です よって、主鏡も若干の双曲面です、それに使用する副鏡も主鏡に合わせて オ…

#2鏡の修正続く

小ツールで攻めて、大ツールでぼかしての作業が続いています。 細かいウネリを消すためには、長時間のぼかし作業が必要なのですが その間に、フリンジが曲がってしまうのです。 まあ。当たり前のことなのですが・・・・ こうなると、全面一様に削れるパターンを…