反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

STの結露対策

1月程前に、たまには道具の手入れということで
ST-9とST-2000の室内テストを行いました。

やっぱり結露しました、2台とも全面に・・・
乾燥した環境で保管してあげないと駄目みたいです。

2台ともFarpointの乾燥剤交換プラグを取り付けているので
乾燥剤を交換してみましたが、改善が見られないので
乾燥剤も保管が悪かったのかもしれません。

乾燥剤の中身は、モレキュラーシーブですが、再生する
ためには、結構高温が必要ですが、Farpointの乾燥剤の
パッケージは不織布長の化繊ぽいもので、過去加熱したら
縮んで固くなってしまいました。

話は、戻って2台のSTの結露は頑固な状態のため
乾燥剤交換を繰り返すのも面倒なので、乾燥空気を送り込んで
吸湿したチャンバー内を乾燥してあげることにしました。

乾燥空気を送り込むルートを色々考えましたが、前面カバー
(ノーズピースを付ける板)であれば、取り外して機械加工が
できるため、このカバーの側面にニップル(金魚用)を
取り付けることとしました。

ニップルを取り付けた状態
イメージ 1

↓乾燥中
イメージ 2
2台いっぺんに乾燥中。
右の四角いタッパーは金魚ポンプ、中央のプラ瓶がモレキュラーシーブ
左のプラ瓶が湿度測定用です。

つまり
金魚ポンプ→ST-2000→ST-9→湿度計→モレキュラーシーブ→金魚ポンプに戻る
の循環です。

コレキュラーシーブはバラ粒を使用しているので、高温で再生
(高温の内に真空引き)が可能と思います。

湿度計が、安いものなので10%以下を示しません?
温度22℃で10%は、露点ー11℃程度のようですが
-15℃まで一気に冷却しても結露しない状態になりました。
ということは、湿度は8%以下にはなっているようです?