反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

40cm球面の製作(その11)

先週からの続きです。
現在の最新は作業yとなります。
測定回数はアルファベットニ巡目に間違いなく入りそうです。
まず、表面に傷が入っています。
これは作業uで入ったらしく、研磨が進んで傷のエッジがだれてきたため
目立ってきました。
傷を入れたピッチ盤は再作しました。
現在の気温23℃ではKS3ピッチはやや柔らかく、変形が早いのですが
鏡面との型合わせは容易で良好なピッチ盤を作ることができます。

↓は、シリコンパットにピッチを流し込んで、盤ガラスを乗せたところです。
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↓は、ピッチが固まってシリコンパットを剥がしたところです。
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↓は、室温で型合わせ中
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↓は、作業yの結果、鏡周のリングはだいぶ薄くなってきました。
全体的には、放物面方向となっているので、鏡周側がより研磨されるように
ストロークを調整して、球面へ戻す予定?です。
波面精度的には1/3.5λ辺りです。
目標は1/10λ?・・・傷は消えそうにありません
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↓は、作業qから作業yまでの収差量の変化です。
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