反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

25cmF3鏡(その4)

暫く作業中断していましたが、ピッチ研磨に取り掛かります。 毎度のことですが、ピッチ盤の製作過程をご紹介します。 私の場合は、ほとんどピッチ盤の製作はシリコンパットを使用しています。 今回は25cmの鏡で、シリコンパットは30cm用なので鏡から…

ギヤボックス

ハウスマシン用で経緯儀の動作確認用のギアボックス(赤い部品)が完成しました。 9000:1の減速比となっています。 実機の模擬をこれで行います。 こちらは方位軸の確認用で360度の目盛りで現在位置が大雑把に確認できます。 電源オフした再度電源を入れた…

25cmF3鏡(その3)

F3はなくてF2.8すが、約3ということでタイトル変更なしで進めます #80の砂で作ったピットの除去にてこずりましたが、ようやくピットも解消したので砂の番手を進めています。 現在は#500で作業中。 ここまでの作業途中に#320を切らしたので注文到着までの間に…

測定と蒸着のご依頼

本日は、25cm作業を中断して測定と蒸着のご依頼の作業を進めます。 ご依頼の鏡は10cm鏡2枚です。 この鏡は約F9で、F9ともなるとフーコ像は暗くなるため、蒸着して反射率を高めてから測定することにします。 まずは、鏡に取り付け金具をセットして、…

25cmF3鏡(その2)

F3鏡ということでスタートしたのですが、今どきF3か?という自問自答にF2.8かなという答え、F2.8よりも短い所を狙うことにしました。 コマ収差が問題ですがTele Vueのパラコア2で補正してイーソスを使用する計画です。 パラコアの拡大率は1.15なのでF2.8の…

25cmF3鏡

長らく、カセグレン系をメインに研磨していましたがニュートン系の鏡も磨いてみることにしました。 アメリカのATM界で有名なMel Bartelsさんが提唱していらっしゃる、短Fミラーによるリッチーフィールドテレスコープ(星がたくさん見える望遠鏡)用の鏡です…

ダブルパス テスト

現在作業中の鏡のテストを実施している風景です。 奥から①50cm平面鏡、②研磨中の副鏡、③研磨完了の主鏡、④自動フーコテスタ(RFT)です。 写真では、副鏡もめっきしてありますが、部屋を暗くすれば無めっきでも測定ができます。 測定したら副鏡を外して、…

3Dプリンタで部品作り

ここ2日の作業状況です。 全て作ったわけではなく、過去試作等のジャンクを利用しつつ、足りない部分となる赤色部品を3Dプリンタで出力し、ブレットボードにジャンパーで配線し、デバック完了したところです。 最近は金属を加工する工作はめっきり減少して…

内外像テスト続き

50cm平面鏡を使用して、25cmカセの内外像をみてみました。 左から 外像 焦点 内像 の順です。 結果としては、平面鏡は問題なさそうです。 内外像にも明るさムラが出ています、レーザ側を回転させると明るさのムラも回転するのでレーザの明るさムラが…

内外像テスト

50cm平面鏡を使って、望遠鏡の内外像テストができるか試してみることにしました。 これは、以前に製作した内外像テスト用接眼部です。 大型のフリップミラーの中身を撤去して、代わりにビームスプリッタを取り付けただけの物です。 今回は、上側の接眼部…

平面鏡の蒸着

我が家の蒸着窯は内径54cmの寸胴鍋で出来ているので何とか508mmの鏡は入るはずですが・・・、鏡を締めるホースバンドの金具の高さは12mm、鏡を取り付けるためのL字金具は14mm、L字金具の方が大きいので、直径としては536mmあれば入るよう…

ebayで見つけました

定期的にebayでOptical Flatで検索して、鏡面検査(望遠鏡)に使用できる、何か良い鏡がないかな? で相当長期間チェックしていたのですが、良いものは高額でとても買えない、買えるものは6”とか頑張って8”の平面鏡・・・16”程度まで測定したいのですが出物…

蒸着作業その後

昨日は鏡を蒸着装置の上窯に取り付けたところで終了したので、本日は鏡の最終クリーニング作業をまず行います。 鏡には静電気で埃を引き寄せてしまうので、鏡についた埃や汚れを確認して除去します。 蒸着作業でこのクリーニングが最も気を遣う作業で仕上が…

蒸着作業の続き

試運転は問題なかったので、鏡の蒸着準備に取り掛かります。 まず、蒸着窯を大気解放して上窯を上昇させて反転した状況の写真です。 我が家の蒸着窯は上窯が反転できて作業しやすくしているのが特徴です。 前回の蒸着作業で使用したプラネタリーユニットが付…

研磨作業の経過

大変ご無沙汰しておりました、あまりにも期間が空いてしまったので、ブログの記事の書き方も忘れて怪しい状況です・・・ その間、研磨作業の方はゆっくりですが進捗しておりまして、概ね以下の作業経過をたどっています。 1.主鏡の艶出し 19年9月23日頃(…