反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

部品取り付け

今年最初の工作は、真空蒸着チャンバーへの部品取り付けです。
フランジを追加工して、ビューポートや回転導入を取りつけます。
これらの追加部品はOリングでシールされます、溶接ではないので問題は発生しませんでした。

回転導入は2箇所です(蒸着フィラメントのシャター用と鏡面回転用です)
こちらは、側面に付けた鏡面回転用です。
回転導入は磁性流体のタイプです。
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こちらは、ビューポートです。
クリスタルイオンゲージも位置を変更しました、サーモカップルはチャンバーからは外しました。
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現在、この様な状態です。
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この状態で、本引きを40分すると4E-3Paまで到達するので、部品取り付けによる真空度悪化は発生していないようです。

圧力変化を記録できるようにして、グラフにしてみました。
40分本引きして、TMP停止しバルブ締め切りの状態での圧力変化です。
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グラフの後ろを縦軸リニアにして見てみると
1分当たり0.1Pa程の圧力変化があります。
リーク量はチャンバー容量を0.08m3とすると
1.3E-4(Pa・m3/sec)で中真空であれば許容できるレベル・・・
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次は、電流導入端子を製作します。