反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

今日は球面計の製作

今までは、まともな球面計を持っていませんでした。
従来は直径55mmのリング型の球面計で、機械式のダイヤルゲージも0.001mm読みの測定範囲1mmのものでしたので、リング径がちょっと小さいので測定精度に不満をもっていました。
直径を大きくするには測定範囲が広いものが必要で、そうなると一般的な機械式ダイヤルゲージだと0.01mm読みになってしまいます。

40cmカセの副鏡再製作中ですが、ピッチ磨きでは一向にテスター鏡との曲率が縮まらないので、いったいどの程度曲率が離れているのか知りたい・・・
また、砂に戻るにしても正確な曲率を測定したい・・・

そんな衝動で、入手しました(オークション)、デジタル式ダイヤルゲージ!!
0.001mm読みで約12mmの測定範囲があります。
これで、3点式の球面計(直径120mm)を製作しました。

工作は中央のプレートを作成して、φ10mmの球をホームセンターで購入して・・・
これです↓
イメージ 1


一応、なんちゃって平面(1λ程度の誤差)でゼロ点調整
イメージ 2


現在使用している副鏡は1.910mm
イメージ 3


再製作中の副鏡は1.927mm
イメージ 4


・・・その差0.017mm・・・曲率にして約8mmの差
結構あるなぁ・・・砂に戻るかぁ。