反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

望遠鏡のドーム製作(その17)

ここ一月程の進捗をまとめて報告します。

シャッターのFRP作業の続きです。

シャッター部分が結露したときに、露が落ちてこないように、端部に折り返しを付けつ事にしました、強度アップもかねて3プライしています。

翌日、硬化したところで離型作業を行いました。 今回は容易に離型することができました。(型が簡単に壊れたので・・・固着した部分はありませんでした)

この後、折り返し部分のトリミングをして、シャッター部分の成型は完了です。

シャッターの型は、この後使用しないので3分割に切断して、ベランダより降ろしました。

いよいよ、ドーム部分の組立に取り掛かります。

ドーム組立は荒天が続かないとシート掛けや乾燥で効率が悪くなるので11月に入って天候が安定してから一気に進める予定です。

 

2分割していたドームリングを屋根上に揚げてから接合して一体にしました。

その後、ルータで内径の仕上げをしたのちに、ドーム車輪を12か所に取り付けを行い。

車輪をレベル出しを行ったところです。レベル出しはレーザ墨だしで行いました。

車輪を取り付けるボルトのワッシャ枚数でレベル調整しているので±1mm程度は誤差が出ていますが、大丈夫そうです。

ドームのリブやリブアーチをベランダから屋根上に引き上げたところです。

11月ですが、汗だくです・・・。

この日は、ここで作業終了。 雨は降らないとのことなのでシート掛けなしで次の日作業継続します。

 

組み上げは、1日かからず終了、スリット部分の支えが1本のみだったので、写真の左側リブアーチが、リブに引っ張られて10mm程度ねじれているので、翌日矯正します。今夜も雨は降らない予想でシート掛けなしです。

矯正用の材料をホームセンターで調達して矯正します。リブアーチの間隔が一定になるように仮補強しました。

 

補強によって風に対しても強くなりましたし、リブアーチの間隔も±1mm程度に揃いました。 完成時はこの仮補強は外します。 ドームは外側に張るスキンで強度を出すモノコック構造の設計のため、スキンを張る前は柔いです。 シート掛けした場合には強風がやや心配。 台風の恐れはないので気候が安定している11月中にスキンを張り終わりたいです。

火曜日に雨予想なので、シート掛けを行いました。

その後、FRP成型したスキンを張り付けるための接着剤として、樹脂にタルクを混ぜて増粘した樹脂の混合比(重量比 樹脂1:タルク1)の確認と硬化開始までの作業時間のテストを行いました。気温が下がっているので直ぐには硬化し始めない感じです。 硬化剤が少なめにしたので、この季節は規定量で良かったみたいです。

張り付け作業時には、この樹脂を空のコーキングカートリッジに詰めて、コーキングガンでリブに塗る作戦です。コーキングガンで打った感じは、ダレもなく良い感じでした。空のカートリッジは売っているんですね・・・本当は、構造接着用のエポキシのガンタイプが良いのですが、お値段が高くてちょっと無理です。

・・・というより、ブログ書いている今でも硬化していないので、硬化剤が混ざってないのか量が少なかったのか・・・明日固まってなかったら硬化剤増やして再テストが必要ですね。