反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

望遠鏡のドーム製作(その23)

本日の作業内容は、ブルーシートがけの準備をしてから、スリット後ろ面の薄べニアにガラスマット1プライ作業となります。

ブルーシートを後ろ側にセットした状況です、写真ではわからないですが、最初に前側のブルーシートを合わせて、ドームを覆って、その状態で後ろに移動して後ろ側でブルーシートの端を固定(ゴムバンド+紐)し、前側に移動して生還するミッションは無事終了です。命綱があるので足を滑らせても30cmくらいしか落ちないようにロープのたるみを取り体重預けながら移動です。 前側に戻ったら別のロープをブルーシートの前側に結び後ろ側に放り投げます。 シート掛けは、ロープをたぐり寄せれば前側からの作業のみでシート掛けができます。

シートの準備ができたところで、ドームを反転させてガラスクロスの1プライ(1層)樹脂を含ませ張り付けします。 積層の手順は、最初に薄べニアの上に樹脂をローラ塗りしたところにガラスマットを敷きこみます、樹脂が接着剤の代わりとなってガラスマットの浮き防止になります、そこに樹脂をローラ塗りしてガラスマットに塗り込んで、しみ込んだところで脱泡ローラ(ねじタイプ)で気泡を取り除きます。

裏面は面積が広いので一度に貼りこむと途中で樹脂が硬化してしまうため3分割して作業を行いました。

FRP作業は完全装備(カッパ着て、ハーネス装着)なので作業しだすと汗ダラダラで、拭きたいけど手袋は樹脂でベトベト、汗拭きで作業中断も数回ありました。・・・12月なんですけど、樹脂が規定時間で硬化してくれるので作業は順調に進むので良いのですが。

本日作業はこれで終了、次回はスキンの繋ぎ目の防水処置の予定です。

スキンの繋ぎ目はエポキシ接着剤で接着防水する計画でしたが、スキンの離型ワックスの脱脂が不十分でエポキシの接着不良となっている部分があり衝撃で剥離するため、再脱脂、サンディングしてクロステープを1プライする予定です。

ドーム外でランダムサンダー掛けするので、集塵の5m延長ホースを購入しました。

張る前に、前処理をしっかり行わないと駄目ですね。 作業し難い場所で余計な時間がかかってしまいます。

ぼちぼち、年始の作業で使用する材料など考えて年内調達しとかないと。