反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

望遠鏡のドーム製作(その16)

シャッターの雌型のペーパー掛けまで作業が進みましたので、表面の光沢と下地が見えてしまった部分の補修を兼ねて、エポキシ樹脂をローラで塗布しました。

これで、雌型が出来上がったので、本日は積層作業に取り掛かります。

まずは、離型処理として離型ワックスを塗布し拭き上げます。

続いて、確実に離型できるようにPVAをローラで塗布します。

PVAが乾燥したら、白ゲルコート(ノンパラ)をローラや刷毛で塗布します。

夏場を超えた樹脂なので一部硬化したところがありましたら何とか使えました。

ゲルコートは2回塗りして、夏場を超えたこの樹脂は使い切りました。

 

1時間半程度でゲルコートが固まるので、ガラスマットを積層します、主にローラーで作業を行いました。

積層は時間との勝負なので積層作業で使用するマットを予め必要サイズに裁断して準備しておきます。 1.5Kg樹脂を小分けで硬化剤と混ぜ合わせ、使い切ったら1.5Kg樹脂を小分けしての繰り返しで、樹脂が作業痛に硬化し始めない程度に小分けして作業を手際よく進める必要があります。

気泡が残った部分は気泡抜き用のブラシローラを使用します。作業が遅いと、気泡抜く前に固まりだしてしまうので、作業ペースの見極めが必要です。気泡は9割方塗装用ローラ(毛足が長いやつ)で処置できます、マットのしわ・たるみも、このローラで処置できたので気泡抜き用のブラシローラは、さほど使用しなくても済みました。

2プライ積層完了したところです、腰が痛くなってきたので今日は2プライで終了。樹脂の残りも少なくなってきているので買い足ししないと次の作業には進めません。

樹脂が半硬化状態になったら、周囲のはみ出しているマットをカッターで切り落としします。 完全に硬化してしまうとマルチツールを使用しないと切れなくなってしまうので、うまいタイミングでカッターで切ります。

今日は、これで片づけとなりました。ノンパラ樹脂は表面が硬化しないため室内に戻すと臭いので次回作業までベランダで保管となります。