反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

望遠鏡のドーム製作(その8)

ゲルコートが到着したので、シャッターレールの積層作業を始めました。  うまく離型するでしょうか?

離型処理まで終了しているので、ゲルコート塗布から始めました。  ゲルコートはノンパラで刷毛塗です。

1時間半ほど待って、ゲルコートが半硬化したところでマットを積層実施。  今回はレール部分が4プライ、耳の部分が2プライになるように積層しています。

約20cm幅で張り込んでいるのですが、脱泡に時間がかかるので樹脂硬化開始までに脱泡完了できる範囲で作業を進め、約2時間積層に時間を要しました。

半硬化したところで余分なマットをトリミングしました。  約2時間経過したところで、離型してみました。  凸凹断面なので離型は簡単にはいかないと考えていましたが・・・全然、外れてこない。

樹脂のヘラを差し込みながら剥がしてくのですが、部分的に型に固着している感触・・・やばい。 強引にヘラを差し込み引き剥がしていきます。 悪戦苦闘の末、約1時間かけて離型完了。  このペースだと、1日1本+筋肉痛・・・厳しそう。

外れてよかったぁ。 積層したレールを見ると型に塗ったエポキシが付着しています。  コーナー部分に多く付いていて、この部分が型と固着していたようです。  離型処理に問題があったようです。 エポキシの膜厚が厚く光沢が出ている部分は大丈夫で、コーナーや側面の膜厚が薄く素地が残っている部分で固着が発ししているので、型の表面仕上げ状態にも問題があるようなので、型の表面を再度整えることにします。

あと、マット積層面の光沢がやや少ないので、樹脂の含侵量がまだ少ない感じ。 今使用している樹脂はノンパラですが、硬化後のべたつきはほぼなくインパラで最後仕上げる必要はなさそうです。