反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

ステンレスバンド(電気炉 自作)その7

そろそろ何のために電気炉を製作しているかわからなくなって来そうなので説明しておきます。 反射望遠鏡の鏡の材料として産業用の「のぞき窓」が材質、仕上がり形状ともに良いのですが、通常の熱処理のため内部歪が残っていることが問題でした。 よって、内部歪を除去するために再度熱処理するための電気炉を製作しているところです。

前回にてステンレスバンドの切り出しを行いましたが、バンドの片側が切断歪により波波になってしまったので波波部分を切断しました。

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これでフラットなバンド(左側)を切り出すことができました。

これに締め金具を引っ掛ける穴を明けてレンガを外側より締め付けます。

6mmの穴を明けるのですが薄板は普通のドリルでは難しいため6mmのセンタードリルを使って穴明けすると綺麗に明けることができました。

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炉壁のレンガは接着していないのでバンドを緩めれば分解することができます。

次回は、カンタル線(電熱線コイル)を組み込む予定です。