反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

第5回テスト!!

昨晩は、自宅に帰った後にベランダに機材をセットし、アライメントのテスト
を繰り返し行いました。

主に夏の大三角をひたすらアライメントを繰り返し、問題点を調べます。
GOTOプログラムの中に、どのような計算でそんな結果になっているのかを
追跡できるように、要所要所のログをSDメモリに吐き出すようにしてあります。

↓こんなログ
コントローラを起動しました
【日時】
2010年 9月10日 12時55分25秒(UT)
【観測地情報】
経度:139.369543
緯度:35.587833
地方恒星時:21.502175
【基準星】
RA:18.62 DC: 38.78 34★ベガ
地方恒星時=21.517217
**void gotomove(long gRA,long gDC)
temp1=1.570796
temp2=0.000000
temp3=-1.000000
temp4=3.141593
temp5=0.893899
temp6=0.676897
temp7=0.536832
temp8=-0.565211
temp9=2.381940
temp10=0.759652
temp11=0.759652
gRA=67016
gDC=139620
faiGt=21.517217
s_jikaku=0.759653
s_sekii=0.676897
star_sekikei=18.615561
star_sekii=38.783333
average_d=0.000000
average_Hp=0.000000
ec_jikaku=0.759652
ec_sekii=0.676897
Err_jikaku=0.000000
【GOTO値】
faiGt=21.530865
mRA=67064
mDC=139620
【アライメント値】0
faiGt=21.549527
gRA=67016
gDC=139620
mRA=67176
mDC=127464
・・・・・・・・

極軸を最初は合わせず、極方位を5°くらいずらした状態でアライメントを行いました。
アライメント結果は2点アライメント以降に表示します。
極方位、高度のズレは概ね正しく計算されているようです。
ズレ量に応じて極軸の方位・高度を調整して再度アライメントを行うと
ズレが大幅に減少していくので、とりあえず良しとしました。

導入状況は8倍ファインダーにやっとこ入る状況で、基準星のように明るい対象は十字線に
合わすことができませんが、暗いメシエ等は望遠鏡視野に入らないと難しくなります。

繰り返し導入をしていると、ズレパターンが解ってきました、概ね赤経方向でズレが発生
時角で遅れ方向・・・・・極軸の方位、高度は計算されているけど時角誤差は補正していない
ようです・・・・・
自分で算式を作ったものですが・・・・・時角誤差が反映されていないことを自覚していなかった
ようです・・・・
エクセルで検証しましたが、時角誤差を与えても極軸の方位、高度の誤差結果は変化しません
今回の計算式は、天の極と2点の星で構成される三角形の形状を正しい三角形と望遠鏡で導入
したときの三角形で比較計算するようなものですので、相対的なズレ(時角ズレ)は計算に
入っていないためでした。
・・・ということは、アライメント計算した結果に対するズレは時角のズレということになります
ので、極軸の方位、高度、時角の誤差が分離できているということになります。

・・・これから、ログを解析して時角誤差を補正するプログラムを組み込んで、今晩またテスト
してみたいと思います。