反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

40cm球面鏡の製作(その5)

しばらく、間があいてしまいましたが、砂摺りが終了したのでピッチ盤を作りました。
ピッチ盤はシリコン製のグリットパッドを使って作りました。
やはり、そのままでは鏡とピッチ盤の当たりが不十分なので、型合わせを行います。
大きなタライにセリウムを塗ったピッチ盤を先に入れて、お湯(60度くらい)に浸します。
ピッチが柔らかくなるところで、鏡を合わせて入れて、そのままお湯漬けにします。
約2時間程で、全面当たりがでましたので、取り出して冷却します。
その際に、ピッチ盤が乾くと外れ難くなるので、ピッチ盤と鏡の合わせ目をビニールテープで巻いて乾燥を防ぎます。
重たいので、滑らして落とさないように十分注意して作業を行います。

冷却中のピッチ盤と鏡です。
イメージ 1

イメージ 2

鏡の温度が室温まで下がったら、艶出し作業に取り掛かります。