反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

光軸調整2!!

昨晩の強風にはびっくりしました。台風並みの強風のような感じでしたが、朝外を見回すと大きな被害もなく、ごみがちらほら散乱している程度でした。
夕方、日中は黄砂の影響か空もかすんだ感じでしたが、夕方になるとそこそこの透明度となってきたので望遠鏡をまたベランダに出して月とシリウスによる光軸調整を行うことにしました。

光軸は、レーザコリメータで先日報告した接眼部から副鏡に続いて、バッフルのセンターにスポットが来るように、主鏡の調整をしました。
今回の望遠鏡(25cmもそうです)は、主鏡とバッフルが一体で動く構造なので、バッフルのセンターにスポットを調整すれば、粗調整までレーザで行うことができます。

接眼部から、覗いたところほぼOKな感じでした。
外に出して、月を観察したところ無めっきでは暗いですねぇ~。
一般にガラスの表面反射は4%と聞いていますので、2回反射では0.16%となります。
めっきすれば約600倍明るい月となり、直に見るのは危うさを感じる明るさとなる予定です。
とはいえ、今は輝きもなくグレーな月です。

見え味は甘い像ですが、月の周囲はゆれているのでシーイングが悪いのも影響しているようです。
シリウスで焦点内外像を確認し光軸の調整状況を確認しました。
シリウスとは思えない暗さですが、何とか内外像が確認できます。副鏡の陰の半分程光軸がずれていましたので、主鏡側を調整して副鏡の陰をセンターに合わせます。内外像は対象のようですが、倍率を上げての確認は暗くてできませんので約200倍での確認です。
焦点像付近はやはりシーイングが悪く、回折リングがバラバラと崩れて動き回っている状況でした。

現時点では、前作の25cmカセグレンよりも分解能が出ているのか(良く見えるのか)判断がつきませんが、シーイングに恵まれないと結果がでないかもしれませんねぇ・・・・・・・

写真は、手持ちコリメート、暗いので1秒露出(眼視ではもう少しハッキリしていました)
写真左側は、アイピースの視野環でけられているので、月の外側ではありません・・・・・念のため
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