反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

塗装が乾かないので・・・

昨日、鏡筒取り付け治具のペンキ塗りを行ったのですが、厚く塗った場所が
乾いていないので、今日は手がつけられません。
代わりに、鏡筒の底板の塗装を行いました。
当初は、この部品もアルマイトする予定でしたが、工作室には60cmタライが5個も入りそうに
ないので、断念しました。
鏡側はつや消し黒、外側はレッドパールで塗装し、日向で乾燥中・・・・・

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乾燥時間待ちもあったので、副鏡の前後調整(球面収差調整とフォーカシング両方の目的)部分の
リミットセンサーを後加工にて取り付けました。
今回の設計では、主鏡と副鏡の間隔を1mm変更すると、焦点位置が約13mm移動します。
とても敏感です・・・写真用では、主鏡と副鏡の距離を一定に保つために低膨張の素材を使用して工夫
してあります。 今回のものは、トラス棒にそこまでつぎ込む予算がなかったので、アルミです。
まあ、トラス棒の温度を計測して、副鏡位置を補正することは可能かと思いますが、鏡の精度如何では
その必要もないかもしれません・・・・
ちなみに、アルミの線膨張係数は約24E-06なので、1m長のアルミトラス棒が10度温度変化すると
0.24mm長さが変化します。よって焦点位置はその13倍で3.12mmの変化・・・・・んっ!!
温度補正は必要かなぁ~。・・・・まあ、1ショットの間に10度変化することはないと思いますが・・・

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