反射望遠鏡の自作状況のブログ

望遠鏡のネタを中心に自作などの状況をご紹介します。

スイッチパネルの制作とトランスのテスト

最近は、週末に次の週末で使用する材料(必要な材料のみ)手配する方式に変え、見込み発注は止めました・・・
今週末は、蒸着フィラメント回路を切り替えるスイッチ(バッテリースイッチ)のパネル製作です。
パネル材料は3mm厚のA5052材を使用します。
加工組立は、スイッチの穴加工をフライスで行い、アルゴン溶接で組み立てました。
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続いて、蒸着電源用にebayで購入した電子レンジ用のトランス2個の二次側巻き線用に8sqのケーブルを調達しました。8sqのダブル巻で22sq相当の電流が流せます、また8sqのダブル巻きだと1ターン多く巻くことができるので、これで行いました。
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この2個のトランスを直列に接続して、AC100V入力時に約7Vの開放電圧を得ることができます。今までは、三相200Vのインバータ電源を蒸着電源として使用していましたが、このトランスに変更することで、蒸着装置の電源が全て単相100V電源に統一され、家電並みになりました。
よって、研磨研究会に出向いて出張蒸着なんてことも可能になるわけです。

このトランスにスライダックを接続して、蒸着電圧を可変します。
まだ、ばらばらの状態ですが、テストしてOKであればフレームに組み込みます。
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続いて、プラネタリー機構のモータドライバとの接続ケーブル延長を行い。
駆動チェーン部分のカバーを制作して蒸着準備を整えました。

トランスを使用した試運転では、二次側電圧で2.0Vで溶け始めたのでアルミが飛びきるまでそのままキープしました、フィラメントは2組セッティングしたので、同様に2.0Vで実施。トランスの二次巻き線の発熱状況は少し温まったかな?程度で問題ありませんでした。ちなみに、一次側電圧は約40Vです。

フィラメントは4回使いまわしで蒸着中に切れることはありませんでした。
大量調達したフィラメントは波型で4か所かアルミを引っ掛けられるのですが、端子台に熱を奪われるので両端のアルミが蒸発せず残ってしまいます。
よって両端が役に立っていません・・・上下逆にして3か所にした方が蒸発量を稼げるかもしれません。
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来週は、これらをフレームに組み込み、本配線する予定です。